目次
始めに。
今回は海外の文化や風習のお話です。
日本には、かつてから子供の成長をを祝い、神様に感謝する七五三といわれる行事があります。
資料によりますと、男女共三歳で髪を伸ばし、男の子は五歳で袴を履き、女の子は七歳で帯を締める、という古来からの風習を起源に現在も子供の成長を祝う行事として執り行われています。
それと似たような風習がカトリック教でも執り行われているのです。
それは、プリメラコムニオンといいまして、日本語に翻訳すると初聖体拝領と訳すのです。
プリメラコムニオンとは!
簡単に説明しますと、洗礼を受けた子供が成長し、カトリックの教えを理解し、自分の意思でカトリックの信徒になる為の儀式です。
プリメラコム二オンに参加出来るように子供たちは、カトリック教の基礎知識を勉強します。
プリメラコム二オンの儀式は、洗礼を受けた自分の所属する教会で執り行われます。(日本で例えると、お宮参りで氏子になった神社で七五三が執り行われるのと同じ。)
年齢は大体八歳から十歳位までの子供が多いとのこと。
執り行われる時期は国によっても違うらしいです。
儀式の中では、神父様によってホスチアと呼ばれるイースト菌が入っていない小さな薄いパンが口に授けられます。それはキリストの体の一部に見立てられているらしいです。*南米コロンビア国でのプリメラコム二オンの様子
晴れ着。
子供にとっては、一生に一度の晴れ舞台。
女の子は花嫁姿を彷彿させるドレスを着ておしゃれし、男の子もスーツや海軍式フォーマルな軍服で男女共目一杯おしゃれします。
親族一同でお祝いする。
式が終われば家族によって盛大にパーティーが執り行われます。日本の七五三よりも宗教色が強いので神聖な儀式のあとは、記念撮影をしたり、料理をふるまい、親族一同で子供の成長をお祝いします。
最後に、
国や宗教が違えど、子供の成長を祝うのはどこの国でも同じであり、喜ばしい事です。しかし、子供がプリメラコム二オンを迎えるにあたり、子供の衣装代や披露宴などその他諸々に結構な費用がかかりますので家庭によっては、プリメラコム二オンを体験出来ない子供もありますので、プリメラコム二オンを無事に迎えられた子供は一生の思い出にもなります。
私も子供を持つ親であり、子供の幸せな未来を願い、日々の成長に感謝しています。
今回は子供の成長を祝う、海外の文化のお話でした。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。🙏